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建築規模の制限がある場合の鉄骨工場のグレードとは

こんにちは!
静岡県焼津市に位置して、鉄骨加工などを行っております大石ユニオン株式会社です。
建築規模の制限がある場合の鉄骨工場のグレードとは、一体どういったものなのでしょうか。
今回は、建築規模の制限がある場合の鉄骨工場のグレードを解説いたします。
鉄骨加工の現場で働きたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

Jグレード

左手で指を差すスーツ男性
鉄骨工場で建築規模の制限があるグレードには、Jグレードがあります。
製作可能な鉄骨溶接構造は、3階建て以下、延べ床面積500平方メートル以内、高さ13メートル以下、軒高15メートル以下のものに限られます。
そして使用鋼材は400N級炭素鋼であり、板の厚みは16ミリ以下のものです。
ただし、400N級炭素鋼については通しダイアフラムは490Nも可となっています。
また、開先加工を施さない通しダイアフラムやベースプレート、ノンダイアフラム形式柱梁結合部パネルの場合もあります。
このケースでは、鋼材の種類と溶接方法により最大板厚は22ミリから75ミリまで可能です。

Rグレード

Rグレードも、鉄骨工場で建築規模の制限があるグレードの1つです。
製作可能な鉄骨溶接構造は、5階建て以下延べ床面積3,000平方メートル以内、高さ20メートル以下のもの限定です。
鋼材では400N及び490N級炭素鋼、板の厚みについては25ミリ以下のものが使用されます。
またRグレードの場合も、開先加工を施さない通しダイアフラム、ベースプレートなどがあります。
この場合には、鋼材の種類と溶接方法によって最大板厚は22ミリから75ミリまで可能です。

制限がない場合

鉄骨工場のグレードには、建築規模の制限がない種類もあります。
Mグレードで使用される鋼材は、400Nおよび490N級炭素鋼であり、板の厚みは40ミリ以下のものです。
開先加工を施さない通しダイアフラムなどは、最大板厚は40ミリを超えることができます。
Hグレードで使用可能の鋼材は、400N・490N・520N級炭素鋼となっていて、板の厚みは60ミリ以下のものです。
開先加工を施さない通しダイアフラムなどについては、最大板厚が60ミリを超えることが可能です。
またSグレードは使用する鋼材や板厚に制限はなく、全てに対応ができる鉄骨製作体制が整えられている最上級のグレードとなります。

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