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鉄工所で必要な資格とは?種類・取得方法・難易度を専門業者が解説

最終更新日:2026年8月19日

「鉄工所で働くには、どんな資格が必要なのだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

実は、鉄工所の仕事は未経験からでもスタートできるケースが多く、入社後に働きながら資格を取得していく人が大半です。この記事では、鉄工所で必要とされる資格の種類・取得方法・難易度を、未経験から転職や就職を目指す方に向けてわかりやすく解説します。

鉄工所で働くのに資格は必須?

結論からいうと、鉄工所への入社時点で資格が必須とされるケースは多くありません。多くの企業では、未経験者を受け入れたうえで、働きながら必要な資格を取得していく体制を整えています。

ただし、資格を保有していると、任される業務の幅が広がったり、資格手当の対象になったりするケースが一般的です。特にクレーンや玉掛け、溶接といった専門性の高い資格は、現場での評価につながりやすい傾向があります。

未経験でも働きながら資格取得できる

鉄工所の資格の多くは、満18歳以上であれば特別な学歴や実務経験を問わず受講できる技能講習・特別教育です。入社後に会社の案内に沿って計画的に受講すれば、未経験からでも着実にステップアップしていくことができます。

鉄工所で取得できる主な資格一覧

鉄工所の現場でよく取得される代表的な資格を、概要・難易度・取得にかかる期間の目安とあわせて一覧にまとめました。

資格名
概要
難易度
取得にかかる期間
玉掛け技能講習
つり上げ荷重1t以上のクレーン等での玉掛け作業に必要
普通
2~3日程度
床上操作式クレーン運転技能講習
つり上げ荷重5t以上の床上操作式クレーンの運転に必要
普通
3日程度
フォークリフト運転技能講習
最大荷重1t以上のフォークリフト運転に必要
易しい
2~4日程度
アーク溶接等の業務に係る特別教育
アーク溶接・溶断等の作業に従事するために必要
易しい
2~3日程度
鉄骨製作管理技術者(1・2級)
鉄骨製作工場での製作管理・品質管理を担う技術者資格
難しい
実務経験+試験合格(年単位)

「参照:厚生労働省」

資格別の詳細解説

ここからは、それぞれの資格の取得方法・費用・難易度について、もう少し詳しく見ていきましょう。

玉掛け技能講習

満18歳以上であれば学歴や実務経験を問わず受講でき、登録教習機関でのフルコースは2~3日程度、費用は2万円~5万円程度が目安です。すでにクレーン関連の資格を保有している場合は、一部科目が免除され、より短期間・低費用で修了できるコースもあります。

床上操作式クレーン運転技能講習

つり上げ荷重5t以上の床上操作式クレーンを運転するために必要な資格で、講習期間は3日間、学科と実技をあわせて十数時間の受講が必要です。玉掛け技能講習とあわせて取得することで、クレーン作業全体を一人で担えるようになるため、セットで取得を目指す方も多い資格です。

フォークリフト運転技能講習

最大荷重1t以上のフォークリフトを運転するために必要な資格です。普通自動車免許を保有していると学科の一部が免除され、最短2日程度で修了できるケースもありますが、免許を持っていない場合は4日程度かかるのが一般的です。費用は3万円台後半~4万円台前半程度が目安で、修了証に有効期限はありません。

アーク溶接等の業務に係る特別教育

アーク溶接・溶断等の作業に従事するために必須の特別教育で、学科11時間・実技10時間の合計21時間を2~3日間で受講します。費用は1万円~2万円台前半程度が目安で、こちらも修了証に有効期限はありません。溶接業務に携わるうえでの、いわば入口となる資格です。

鉄骨製作管理技術者(1・2級)

鉄骨製作工場における製作管理・品質管理を担う技術者のための資格で、学歴に応じた実務経験を満たしたうえで、択一式の筆記試験(試験時間120分)に合格する必要があります。合格後は登録手続きを行うことで資格が付与され、登録の有効期間は5年間です。現場作業の資格とは異なり、管理者・品質保証の立場を目指す方向けの、専門性の高い資格といえます。

資格取得の優先順位とおすすめの順番

未経験から鉄工所に入社した場合、どの資格から取得するのが効率的なのでしょうか。業界全体の傾向として、現場での役割が広がりやすい順に、段階的に取得していくのが一般的です。

タイミング
目安となる資格
入社直後
現場業務の基本を習得しながら、会社の案内に沿って受講計画を確認する時期
半年以内
フォークリフト運転技能講習、アーク溶接等の業務に係る特別教育など基礎的な資格
1~2年目
玉掛け技能講習、床上操作式クレーン運転技能講習など現場の役割を広げる資格
3年目以降
鉄骨製作管理技術者(2級から1級へ)など、管理・品質保証に関わる上位資格

このように、まずは現場作業に直結する資格を優先し、経験を積みながら管理系の資格へとステップアップしていくのが、無理のないキャリアの積み方といえます。

資格取得で年収・キャリアはどう変わる?

資格を取得すると、任される業務の幅が広がるだけでなく、資格手当の対象になったり、昇給や昇格の判断材料になったりするケースが一般的です。特に玉掛けやクレーン、溶接関連の資格は現場での需要が高く、複数の資格を組み合わせて保有することで、現場でのポジションが上がりやすくなります。

さらに鉄骨製作管理技術者のような上位資格を取得すれば、現場作業だけでなく製作管理や品質管理といったマネジメント業務に携わる道も開けます。職種別・経験年数別の年収相場については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

鉄工所の年収はいくら?職種別・経験別の給与相場を専門業者が解説

まとめ

鉄工所の仕事は、入社時点で資格が必須というわけではなく、働きながら段階的に資格を取得していける環境が整っている業界です。玉掛けやクレーン、溶接関連の資格から着実に取得していくことで、未経験からでも現場での役割を広げ、キャリアアップを目指すことができます。

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